『 私たちは 時の流れの中に生きている。
  昨日、今日、明日。
  明日は絶えず今日になり、そして今日は絶えることなく昨日になる。
  けれど、
  私たちは現在にしか生きられない。

  昨日は過ぎ去り、明日はまだ来ていない。
  昨日も明日も、存在していないからだ。
  それらは心の中に存在しているだけのことだ。

  しかし、心の中に存在していることは確実に私たちに影響を及ぼしていく。

  私たちは昨日の思い出や、明日への空想にふけっている。

  過去の記憶と未来の夢が交差する中で
  私たちは現在に生きられないでいる。

  明日への幸せを備えることにとらわれ、明日が今になったとき、
  私たちは再び明日への備えに取りかかる。
  その明日は、本当に来るかどうかわかりはしない。

  私たちはあるがままの自分をなかなか楽しめないでいる。
  自分自身が今ここに存在していないからだ。
  自分自身がこの瞬間にいるとき、私たちも永遠なる今に生きている。
  体験は今ここで起きるのだ。
  過去や未来への思いは人生の進路だけが遠ざかる。

  私たちは一瞬一瞬に通り過ぎていく体験にゆだねていればいいのだ。
  人生の秘訣は未来に対して夢を描いて、その夢を実現したりすることではない。
  それは今起きている体験に心を注ぐ能力である。』



ある方からいただいた、心に残ったある本の中の言葉。
今を生きる、なんてなかなかむずかしい。
やっぱり先のことも気になるし、過去のいい思い出に浸り、辛い思い出もがんばった自分に浸る糧となる。
でも、この「今」を大事にすることで、余分なものが削れ、もっと素直な自分の気持ちが見えてきたり、本当に進みたい方向が見えてくるのかもしれない。

ヨガをすること、歌を歌うこと、好きな人と過ごすこと、一瞬一瞬の今の自分の気持ちを大切にして、
シンプルな自分のあり方を探っていきたい。